動画UP「いど」と除雪機(1/6)

 東成瀬村では、雪消しにつかう池を「いど」あるいは「えど」と呼ぶ。どうしてなのだろうと、ネットで検索しても出てくるのは、東成瀬村の富田議長のブログだけ。豪雪から家をまもるエド(井戸・池)/エドカギ(井戸掻き・池の泥上げ) 
 それで、あれこれ調べていくと、いくつか関連の資料が出てきました。
・長野県の飯山市では融雪池を「タネ」と呼ぶみたい。
 多雪地域における融雪池“タネ”を活用した消雪システム-長野県飯山市の事例から-*中山 絵美子
 ここでは、集落共同の用水から“タネ”に水を引き入れているそうです。
・同じ飯山市の小菅では「カワ」と呼んでいるという情報もありました。
 小菅の里及び小菅山の文化的景観
・新潟県十日町市では「タネンボ」と呼んで、ここでは「横井戸」から水を引き込んで、融雪に利用しているとのことです。
 雪を旨とする住まいの豊かさ(新潟大学工学部建築学コース)
 横 井 戸 を利 用 した 伝 統 的 な 雪処 理 シ ス テ ム と屋 敷 構 え との 関係

 同じような融雪池を利用してきた伝統は他の豪雪地帯にあることはわかったのですが、名前がどうして「いど/えど」なのかはわからずじまい。「いど」っていうのが、昔はもっと広い定義で捉えられていたのかな?でも湧水地は「すず」だしな・・・(だけど北上市で、「すず」を「井戸っこ」とも呼ぶという情報は見つけた。/「水の里二子発見!すず・井戸っこめぐり事業」
 という感じで、竪井戸も横井戸も、湧水も、沢水も、水をためている、溜まっているところが全部「いど」だったって、仮説にとりあえず無理矢理持って行って、今日は終わりにしよう。

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