東成瀬村では時々ジガバチソウに出会えるのですが、今年はちょっと遅かったみたい。しかし、登山道脇で花茎を刈られてしまったらしき株も発見。一応、絶滅危惧II類に指定されているのだから、「あー刈っちゃった」って話でもないような気もするのですが。
まあ、ジガバチソウは、刈り払いの入っているような明るい林床が好きみたい(道から外れて、血眼になって林の中をジガバチソウを探し回った経験はないので、なんとも言えませんが)なので、刈り払いは好都合なのかもしれませんが、まあ、花の咲く前に刈られていては、長期的には衰退していくことでしょう。
なんにしても、定期的な刈り払いが入っているところでは、それを前提とした植物しか見ることはできません。仮に3年間刈り払いを止めたら、また違った植物が現れるのかもしれません。里山の自然は人の手が入って作られるものでしょうが、一ヶ月刈り払いの時期を変えるだけで、いろいろ目に入る植物も変わるのだろうなと思います。で、もちろんどれが正しいなんていうことはできないのでしょうが。
しかし「絶滅危惧II類」に指定したということは、種の持続のために適切な策を講じるってことでしょうから・・・刈るなら刈るで、ちゃんと認識してやらないとね。