ショウキラン 3年(7/5)

 *トップの写真は今年、もう朽ちていくところ。
 東成瀬村に来て、3シーズン目、どうにか毎年ショウキランを観察している。しかしどうなんだろう?毎年違うところ。同じところで観察したことはない。今年も、二回ほど、過去に観察したところを丁寧に見ながら歩いたのだけど、見つけることはできなかった。どうやら、毎年咲くわけではないということなので、見たポイントを増やしておけば、次年度以降に観察できる可能性は高いのかもしれない。
 サイズについては、ネットでは20-50とか、15-30、20-30とか書いてあるのですが、こっちで見かけるのは毎年10-15センチぐらい。なんか違う植物なんじゃないかと思いたくなる。
2022の記事

下の写真も今年の、別のところ。

 さて、ショウキランは「菌従属栄養植物」ということで、自分で光合成をするのではなく、共生する菌から栄養をもらっている(奪っている)植物とのことです。普通の植物もたいてい菌と共生しているのですが、菌を利用するとともに、菌に栄養を与えている。
 で、この「菌従属栄養植物」はもらうばっかり、奪うばっかりになって、光合成もやめ、葉もなくなり、ということらしい。
菌従属栄養植物の系統と進化
菌類・きのこを食べる「菌従属栄養植物」の菌根共生系の解明

 進化って、別にどっちが上位ってわけではないのですが、菌従属栄養植物は光合成やめちゃって、そのための器官も捨てちゃったんだ・・・というのは「へー」って感じで驚きです。
 

 なんだ?「補助金従属栄養○○」って?誰かなんかつぶやいたか?


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