動画 UP 雪中田植え(2/17)

 東成瀬村の伝統行事であった「雪中田植え」は、現在、小学校の体験授業として続けられています。田んぼに見立てた雪の上に稲(稲わら・まめがら・よし)を植えて、豊作を祈るとともに、今年の作柄を占います。
 この日は雪中田植えだけではなく、餅つきを体験し、それからホケキョ餅などを作り、昔語りを聞き、最後はお餅を頂きました。


ちょうど、他の話の調べ物で、「東成瀬村の民俗(S41)」が手元にあったので調べてみると、
「(旧暦)1月15日 田遊び 岩井川では、雪の上に田植えのように、稲にみたてたわらを7株、豆を5株、アワを3株植える。それに縄でキュウリの形を作った物を植えて、豊作を祝う。五里台では、15日の晩、山からホオの木、ミズの木を取って来て、六尺四方の4隅に立て、そこにわらを稲にみたてて植え、翌日の朝、スズメ追いといって、スズメを追うまねをする」とある。(P54)
 同じ日の行事として椿台地区では「小正月(女正月)」として、「女が氏神に参りに行く、この日、盆の上にアワをひき、それに餅をのせて、多くアワの付いた時は、豊作であるという」と記されてる。
 同じ15日については、「マユダマ餅 下田では稲の穂の形をしたマユダマ餅(マイッコ餅・メッコ餅)を作る。16日にマユダマ餅を持って、部落の6つの神社をまわり、氏神の水神社にも参る。マユダマ餅は、田植えの頃食べる。また、この日ウグイス餅(ホケキョ餅)とアワボ餅を作る。ウグイス餅は、ウグイスのなく頃食べ、アワボ餅は、おやつがわりにしていつ食べてもよい。手倉では、マユに形どった餅を作り、オシラ神に供え、16日に、主婦たちが隊をなして、オシラ様を拝み、養蚕をしている家々を回った。」とある。

 

 

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