病送り

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1月21日は病送りのわら人形を飾ります。流行病を村の外に追い出すための行事です。
先日、書店で手に取った宮本常一の「日本の村」にも「疱瘡神おくり」の行事の紹介や秋田檜木内の「病よけ人形」の絵が載っていて、類似した行事であったのだろうと思います。

曲川地区の病送りの人形は、頭の上に餅を載せ、槍の先にナンバ「赤トウガラシ」を刺しています。昔は道ばたの木につるしてきたものだといいますが、今は道ばたの木も減って、雪に刺しているとのことでした。また本来は皆が家に戻ってきてから、夕方に外に向けて送り出すということだったそうです。

それぞれの家で作るだけではなく、子ども会で大きなわら人形を作って村外れに立たせていた時期もあるようです。

またこの行事は冬だけではなく夏にも行われるものでした。

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写真・動画とも2013年の情報です。

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