カブの甘酒漬け(麹漬け)

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よく出てくるのがかぶの漬け物。最上地域では「地カブ」と呼ばれる下ぶくれのかぶや、「日野菜」と似た形の「ひのかぶ」が利用されてきました。この「ひのかぶ」が日野菜と同じものだったのか、日野菜に類似した在来種だったのか、昔に日本海回りで伝えられた「日野菜」に由来する在来種なのか・・・定かではありません。ずっと種を取り続けてきたという「ひのかぶ」の生産者には未だ出会うことはできていません。

そういえば、戦国時代、最上北部に居を構えた鮭延氏(佐々木氏)は滋賀県の湖東、現在の東近江市鯰江出身、日野菜の原産地である滋賀県日野町とはせいぜい10キロの距離。何か縁を感じます。ちなみに私の親の生家もなぜか鯰江から5キロほど。何の縁なんだか・・・

さて、今では「カブ漬け」というと甘酢漬けが主流なのですが、もともと多く作られていたのは甘酒漬け(麹漬け)だったといいます。
洗って薄く皮をこそげたカブを一晩塩で漬け、それを甘酒(お湯でほぐし、4時間ほどジャーに入れる)と砂糖で漬け込みます。一週間ぐらいで食べ頃になるそうです。
味が薄かったら砂糖を追加してもいい。
皮はむきすぎると色が出なくなるそうです。

カブ:5キロ麹 :半分(板で売っているものの半分)
砂糖:ザラメ 1キロ

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http://healthmate-sakegawa.com/?p=1308

 

 

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