ホタテ貝

ホタテ貝が輸出増で品薄だという。海外であろうとどこであろうと、高く買ってくれる人に売る、どんどん売る、市場経済バンザイである。これがTPPを推進し、自由貿易を推進する世界の理想の姿であろう。
かっては、日本に輸出する農産物を作っている第三世界の人々が、自分たちの作っている産品を食べることができないなんて話も聞かされたような記憶もあるが、将来は日本もそうなるのであろうか。そうせざる得ない構造に置かれていた人たちと、進んでその立場に入ってくという点で大きな違いはあるものの。

海外に和食を売り込め、食材を売り込めとやっていい気になっているうちに、和食の食材の需要も拡大し、日本人は買い負ける時代が来るのだろうな。というかもう来ているのだ。
うまいものは金持ちが買い、量が少なくなって高くなったら、やはり買えるのは金持ちだけ。どうしてそういう世界が理想になるのか、さっぱりわからない。

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