Eテレ

NHK教育テレビ、今はEテレですね、の電波を売り払ってしまえという意見があるらしい。でも、時々見るEテレの番組って、本当に質が高いし、これこそ公的な資金がないと維持できないし、国際的に見ても価値が高い、Cool Japanの象徴みたいな番組だと思っているのですが。
「売り払ってしまえ」という背景には、受信料へのクレームのどさくさ紛れに、目の上のたんこぶみたいな、社会性のある番組を切り捨てたいという思惑もあるのではないだろうかと勘ぐってしまいます。

視聴率がとれる番組こそ、民間に委ねても問題はないだろうから、どうも根本的なところで話がないまぜになっているように思います。

そういえば、近頃、いろいろなところで、この「ないまぜ」作戦が進められている気がします。

Aと言う問題群(ここなら電波の適切な利用)とBという問題群(NHKのあり方)、その上で、ここにCという(個人的な)問題意識を投げつけて、Cを中心に問題を解決したことにしようというやり口とでも言おうか。だけど、ちゃんと冷静にAとB、それぞれにしっかり分析した上で、検討することが大切だろう。(2020.12)