月別アーカイブ: 2014年3月

くじら餅 その2

 黒砂糖を分量のお湯で溶かし、粗熱をとった後に玉にならないように粉をいれていきます。9本分の場合、米粉の分量は粉の状態で5升。水が1400cc、しょう油が300cc、黒砂糖が2.5キロ。

 9本分というのは蒸し器に入れる容器にあわせた分量なので、家庭で作る場合には容器の大きさを見ながら調整してください。またスーパーなどで売られている乾燥した米粉及びもち米粉を利用する場合には、水は多めになります。乾燥した米粉がカップ3に、お湯が150cc程度、しょう油が大さじ2杯。後は練りながら様子を見てください。
 いずれにせよ、一晩置いてから、固さは再調整してください。

くじら餅 その1

   米粉

米はうるかしたあと(「うるかす」=水につける)、粉を挽いてくれるところに持って行きます。この辺だと戸沢の粉ひき屋さんを利用します。
3-4日水に浸したあと、といで、種籾の袋にいれて、洗濯機で脱水します。(その前に洗濯機はきれいに洗います)。洗濯機の脱水をしない場合は、広げて干す必要があります。
お米の比率はもち米が8、うるち米が2。全部混ぜて、浸水します。

真室川にあるリゾネットでも粉にしてくれますが、ここは乾燥したままのお米を持って行きます。お米が乾燥している分、伝来の分量とは異なってしまうので、そこが難しいところです。

納豆汁を作る

くじら餅体験教室の日は、昼食に納豆汁を振る舞いました。暖かい納豆汁は冬の定番。法事などの行事にもよく作ります。

大事なのは丁寧に納豆をつぶすこと。これが料理の決め手です。
すり鉢に入れた納豆は一度に混ぜてしまうのではなく、端から一つずつ叩いてつぶしていきます。つぶした納豆はざるでこして、汁に入れます。

納豆汁の鍋で少しふやかしたり、お酒を入れてつぶしたりという方法もあります。ミキサーを使う人もいるようですが、粘りが違うみたいです。IMGP9702