
いろいろなカエルが生息している米湿原ですが、小さな沢筋でモリアオガエルの卵塊が見られました。 湿原ではノハナショウブにトキソウ

鮭川村のタラの芽生産農家の八鍬さんのハウスを訪問しました。ハウスではタラの芽の出荷作業の真っ最中。忙しいところお邪魔しながらタラの芽生産についてお話を聞かせていただきました。 露地栽培で育てたタラノキから2メートルぐらいになる穂木を切り落とし、更にそれぞれに芽が付くようにして7-8センチの長さに切り落としたものを ビニールハウスの中で栽培しています。自然のものでは茎の先端の頂芽からしか収穫できないものの、このような形で栽培すれば枝一本から20本ほどのタラの 芽が収穫できます。短く切った穂木から一ヶ月ほどでタラの芽が一つ取れ、一冬に3回転ほどできるとのことでした。 難しいのはタラノキの圃場を確保だとのことでした。水はけのいい土地が必要で、なおかつ、一度病気ができるともう使えないそうで、穂木生産を長期にわたって安定させるのが難しいようです。 食べるのはやはり天ぷらが一番とのことでしたが、ピーナツあえや胡麻和えでも美味しく食べられるとのことです。 (あお)

今はナイロン・テグスの刺し網が使われていますが、20年ぐらい前までは鮭川での鮭漁には「股引網(もんぺ網/袋網)」が使われていました。 股引網は、股引のような細長い袋が8つほどついている袋状の網を川に仕掛けて鮭をとる仕組みになっています。今の網のように編み目の間に魚がはまって捕れるような網ではなく、袋の中に落ち込むような仕掛けで鮭をとります。また袋状になっている入り口を鮭が入るように開いておくために棒を挟んでから仕掛けます。 またこの網は遡上途中の鮭を捕まえるのではなく、遡上し、産卵場所(ほり/ホリバ)が決まって、産卵行動に入っている鮭を捕まえるための仕掛けとなっています。ホリバに仕掛けるか、カカドと呼ばれる魚の溜まる場所を作り、そこに仕掛けるような漁となっていました。ですから、産卵行動でくたびれた鮭が入ることとなります。 この股引網に落ち葉などが溜まると鮭が入らないため、アジゴヤ(アジヤ)を作って泊まり込みで漁をしていたということです。このアジゴヤは漁のためだけではなく、お酒を飲んで語る、たまり場でもあったようです。 捕れる鮭の数については、どうも地域差や個人の経験などで大きな違いがあるようで、一シーズン15匹ぐらいという話しから100匹、200匹という話しまで、幅が広い数字が上げられます。 また股引網には、小袋(股引部分)の下が結ばれていた仕様もあるようで、その場合には、網を上げなくても、入っていた小袋だけを上げて、魚を出して、また縛るというやり方もあったようです。(あお)

新切りレシピというほどでもないので新切り料理の紹介です 新切りは鮭川村の「産直さけまるくん」 で販売しています。 <新切り鍋> 新切りの頭部分や中骨を水に入れて煮立てて出汁をとる。(煮立ったところにいれたほうがいいかもしれません) 日本酒、みりん、醤油などを加えて、好みの味に仕上げてください。 後から入れる新切りの身からも塩分が出るので、塩味が強くなりすぎないようにご注意ください。 適当な厚さに切った新切りの切り身や野菜、豆腐などを鍋で煮込んで出来上がり。 ―新切りは一人ひと切れ(2センチ厚さほど)入れると多いかと思います。塩気の強い身が苦手な方は出汁としてひと切れ程度いれるのが適当かと思います。 <新切り鍋―牛乳・味噌味バージョン> 昆布と新切りに加えて、牛乳と味噌、日本酒で味を作る。 大根、カブ、ジャガイモ、サケ、豆腐を煮込み、牛乳、みそ、バターで味付けをした・・・まああれこれ放り込んでみた鍋なのですが、結構おいしく頂けました。 新切りの身の部分だけでも十分味が出ます。新切りに加えて、生鮭を利用すると二つの味が食べられます。 <新切りおでん> 煮込む時に新切りも入れ、おでんの出汁とします。食べただけなので、作り方の詳細はわかりませんが・・・ とある機会に頂いたのですが、おいしかったです。 <新切りでご飯を食べる> 2センチほどの厚さに切った新切りをきつね色に焼き、ご飯と一緒に食べる。 ほぐし身を入れておにぎりにしたり、お茶漬けにしたり、しょっぱくなりすぎない量でお楽しみください。

このへんでは、かんじきを作る材料には「とりき」と呼ばれるクモロジの木を利用します。これは和菓子などに添えられる爪楊枝にも利用される木だといいます。「とりき」は乾いても折れにくく、水分を吸わないのでかんじきの材料にいいそうです。曲げにも強く、材料の木を曲げてみても折れません。 歩くときに雪にひっかからないように、前部に少しそりがはいっています。 またかんじきには爪が付いている種類もありますが、爪が邪魔になることもあり、このあたりでは爪なしが多いようです。 ひもの組み方にもこだわりがあるそうで、後ろの紐を交差させることで紐がずれにくいとのことでした。 雪の多い地域では2重かんじきというのを使います。ここで紹介する2重かんじきは外側と内側がゴムベルトで結ばれています。すごい工夫です。 昔は炭焼きとかで冬場も山に入る人が多かったそうですが、そういう仕事もなくなり、かんじきを作る人ももうほとんどいないそうです。一度作ると何十年か持つそうで、売るのでなければそれほど作る必要もないようです。見せていただいた方は、だいぶ前にこのかんじきを作られたとのことでしたが、材料は既に揃えてありました。(あお)

山形県鮭川村の冬の風物詩、鮭の寒干し。鮭川を遡上する鮭は、ウライで捕獲され、塩漬けにされたあと、寒風の中で干され、新切りが出来上がります。今、鮭川村のあちこちで鮭の寒干しの姿が見られます。 昨年秋に実施した体験ツアー「さけのふるさと紀行」で参加者が仕込んだ鮭は、鮭川村の産直「さけまる君」に吊るされています。発送はもう少し先になるようです。