4月も3分の2を過ぎたところで、3月末時点での放出備蓄米の流通の遅さを問題にしたニュースがちらほら。しかし遅かったかもしれないけど、既にスーパーには3000円台の米が並び始めている。4月に入って、3200円やら3300円やら3900円やらだいたいそんな価格の米を見かけている。(もちろん昔から高級米など買えないので、一番安い部類の米を探すのだが)

 3月末で放出備蓄米が数パーセントしか小売りに出なかったにもかかわらず、既に安めの米が流通し始めたということであれば、本格的に出回れば、下がっていくことが想定されるのだろうに。なんか、高値が続いていると言う視点からだけ報道したいのではないかと思う。

 それに、備蓄米がなかなか出回らないにもかかわらず、高値で維持された米は流通し続けている。そう、米はないのではなく、あるから売られている。一ヶ月備蓄米の流通が遅れたからといって、スーパーの棚から米が消えるわけでもなく、更に価格上昇ペースが上がったとも思えない。様子見をしながら米は供給されているんじゃないだろうか。

 それにしても、米価は高くなってやっとニュースになるけれども、安い時はニュースにはならない。「これじゃやってられないよ」という時の声は伝えられない。

 これまでの農家が、米価が安くても、米作をやめず、農協の価格にまあ不満はあっても農協に出荷し続けることで、なんとなく安い米価が維持されてきたのではないだろうか。そんな農家が高齢化して、リタイヤして、もっと価格に敏感な人たちになると、さっさと米作を辞めるかもしれないし、高い買値を示す業者を探して高く売るかもしれないし、高値を維持するために生産量を抑えるかもしれないし、大規模生産者も高値の業者と先物で契約するかもしれない。
 それほど欲の強くない生産者の世界から、利益重視の世界に移れば、どちらが価格が不安定化するかは明らかではないだろうか。

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