米の値段が急騰した、備蓄米を放出しろ・・・様々米価に関するニュースが流れている。実際には米の値段はここ30年ほど下がり続けたのが実際のところ。(ちゃんとデータ確認していないが)
市場原理に、米の生産を委ねれば高ければ生産量は増え、安ければ減る。利幅の多い商品となればブローカーも出てくる。で、作りすぎれば価格が下がる。

でも、市場原理に任せると作りすぎて価格が下がるからと微妙な生産調整が続き、でも実際は価格は下がり続けた。下がっても農家は作り続けた。ジワジワと生産量を減らしながらも。

今回、生産量が足りないといい、価格が高いといい、あれこれ言われているが、生産量が減ってきて、米価があがるのは、それは期待どおりの市場の反応じゃないのか?

生産量を増やせ、価格は下げろ、というのは、政府が食料安全保障という観点から介入し続けるという判断に大きく舵を切る、過去と手法は異なっても政府のコントロールが効く農業にするということになるだろう。

大規模生産者に集中して、直接払いで補助金を払い???
大規模生産者に生産を拡大する余力があるのか?
大規模生産者に一定金額以下での生産を継続させるためには、相当な価格差分を補填するということなのか?それも長期に渡って・・・
特定地域に集中するような大規模生産者に依存すると気候変動等へのリスクは大きくなるが、それは価格の不安定要因となる。
しかし大規模生産者だって、米価が高くなきゃやってられない。

なんにしても、いずれ農家は減る。大規模生産者も減る(日本中人口減なのだから)。生産量も減る。そしていずれ消費者も減る。それまで、米価は高い方がいい。高ければまだ農業が生き残る可能性が残る。儲かる農業の夢を見ている間に変化を引き起こさないと。もう、米価が高いからって零細(高齢)農家が生き残る時代ではないけれども、とりあえず「若手?」の農家も米価はしばらく高いと思えば新しい投資も可能になる。そうすればまだしばらくは米は食えるかもしれない。

ふるさと納税と同じで、変な制度を作り、地方の経済に介入しすぎると、後戻りできない。

問題なのは、30年前の米価では暮らしていけないと叫ぶ、日本の貧困化ではないのだろうか。もっと生産性の高い産業・人材を育成しなければ、そもそも輸入品に依存している日本社会の経済は回っていかない。

スポットワークとか言っている場合じゃないだろう。(2025/02/18)

 

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