12月に取材した米俵作り
動画3本にまとめました。
米俵を作る
今回、本来の7割サイズの米俵の動画編集をするにあたって、探ったデータなどをもとにいろいろまとめておきます。
米俵をつくるには、その外周となる「こも」、蓋となる「たらばし(=桟俵)」そしてそれらを縄で縛り上げて俵にするという3つの工程が必要となります。
今回、米俵の作り方を調べるのに、インターネット上ではあまりいい情報に出会えませんでした。長い年月、経済的に非常に重要な物であったにも関わらず、あまり重視されてこなかったのだろうか?
その中でいくつか見つけた作り方の参考資料など
・「つくって楽しむわら工芸」農文協 2016 ミニ俵の作り方が掲載されています。
・ 川崎民芸館 「民具のつくり方」シリーズ (未見)
米俵 複式俵1、単式俵2(神奈川、山形)(改訂版2005年10月)
・ ―北海道― 農産物の包装の変遷
機関誌 郷土をさぐる(第18号)編集・発行者上富良野町郷土をさぐる会
https://www.town.kamifurano.hokkaido.jp/hp/saguru/1807omori.htm
(ネット上では図などが入っていないが、紙媒体では図などが入っているらしい)
・地域の人に見せて頂いた、岩手県穀物改良協会 和賀支部の資料(何年ぐらい前のものなのだろうか?)

1)「こも」づくり
俵の胴の部分にあたる「こも」
これを作るのに使うのが「こも編み機」あるいは「俵編み機」。この用語は、区別されているケースと、同じ物を指して使っている場合とがあるようである。「俵編み機」という名称で、独立した道具と見なしているサイトでは、こもが真ん中に出てきて、縄を止めるバネ式の留め具がついているようなものを「俵編み機」と呼んでいるようである。
*いろいろな「俵編み機」あるいは「こも編み機」の画像はこちら
農機具データベース わら加工機具
麻紐(バインダー用 3m×6本)
力縄(編み込む分+かがり分+18cm+65cm)で足りるのだろうけど、間違いを排除するため (編み込む分+かがり分+65センチ+65センチ)の長さで作業
こもの長さ(俵の周囲) 84センチ 幅(俵の高さ) 43センチ+上下蓋分
正規サイズでは 周囲 120センチ 幅61センチ +上下蓋分17センチずつ
動画では縄を6本。「遊び縄」というのが入る「複式俵」などだと思う。
・できあがりには表裏がある。
2)「たらばし」
桟俵(さんだわら)と呼ぶところも多いようですが、岩手県南・宮城県北部では「たらばし」と呼ぶようです。
「たらばし」は他の用途、例えば秋田のわら人形「鹿島様」の胸に使われていたり、流し雛に使われていたり、いろいろ他の民俗行事等にも使われているようです。
(関心のある方は、インターネットで検索してみてください)
3)俵を作る
この作業をなんと呼べばいいのか、かがっていくとでも言うのか、ちょっと表現がわからないのですが、編み込んだ力縄でたらばしを押さえ、米を入れ、かがり縄でかがって蓋をして、両方閉じたら、横縄と縦縄を入れて、俵を仕上げる、一連の作業。
今回俵を作る中で聞いたこといくつか
・「すみすご」と呼ばれる炭俵の方が、米俵より年代が若い人も覚えている。(茅を使い叺のように作ったと思われる)
・俵の出来をみて、米の品質まで決めるような世界があった
・俵用に稲を植えていた

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